『HARSH WAY TO BLUE』:!!:




Lausanne Underground Film & Music Festival(LUFF)
「ローザンヌ・アンダーグラウンド・フィルム・アンド・ミュージック・フェスティバル」 について



 ヨーロッパ中央に位置し、殊に日本国内では風光明媚な町並みとリッチな文化のみが広く知 られている感のあるスイスという多言語国家において、近年、そのフランス語圏の州都であるローザンヌという街がある種の強力な磁力を放っていることは余り 知られていない。

 IOC(国際オリンピック協会)本部を擁し、国際バレエコンクールが毎年行われ、オードリー・ヘップバーンが晩年を過ごした最期の地として認知される一 方で、現在はモダンプリミティブ以降のタトゥー・アート界のカリスマ、フィリップ・ルーがアトリエを構えていたり、世界唯一のアウトサイダーアート専門の 美術館「アール・ブリュ美術館」が何気なく街の片隅に佇んでいたりと、その光の強さと闇の深さの振り幅が生むある種の懐の深さ=強度というものがこのロー ザンヌという古びた小さな街には元来備わっているようだ。

 LUFFとは、そんな街に住まう若者たちが、自らにとっての当たり前の文化というものを渇望する中で培っていったブランニューな美意識や矜持といったも のを、国内外に積極的にアピールしようとする企てから始まった、超インディペンデントなフェスティバルなのだろう。そして、友達のお母さんにアーティスト の送迎を任せたり、自分の恋人に楽屋の当番をお願いしたりと、街全体を巻き込みながら9年間継続されてきたLUFFは、世界最大のホームメイド且つアット ホームなフェスティバルでもある。

 全世界的にフェス百花繚乱のこのご時世においてLUFFがユニークであり続けている所以は、彼らのその一種独特な審美眼というものが世界の地下文化をあ ぶり出さんとする並々ならぬ情熱に支えられているという一点に尽きるだろう。しかし、それは限りなく純粋であるが故に、とても壊れやすいものだ。

 故に、LUFFが着目し、アンダーグラウンド的であると考えられている映画や音楽、そしてそれを体現するアーティストたちが毎年秋にスイスのローザンヌ に集合することで、一般的にネガティブだと認識されている表現までもがポジティブに転じてしまうような奇跡が、少なくとも彼らの周囲で起こり始めていると いうことを見逃してはならない。

 日本からはこれまでに、灰野敬二、若松孝二、Merzbow、Melt-Banana、釣崎清隆、Corrupted、Masonna、Astro、 OFFSEASONといった、それぞれ異なる出自と目的を持つエクストリームなアーティストたちがLUFFに招待されており、9回目の開催を迎える今年の LUFFには日本最古のノイズバンド・非常階段が招待される。

 極端な表現を行う日本人アーティストたちの存在がローザンヌの若者たちのハートを鼓舞し続けるのは何故だろう。LUFFとはつまり、誰しもが内に秘める “何処かで/常に/何かが/起こっている”という強迫観念めいたイメージが、フィードバック、或いはハレーションを起こしながら見事に現実という名のフィ ルムに焼き付けられている希少な現場なのではないだろうか。そう、要するにローザンヌでは常に何かが起こっているのだ。

text by kuramochi






今回は4/29(thu祝)にSDLXにて
行なわれる「DE NOISE 2
」の裏番組(打ち上げ?)
としてのこのPARTY☆



なので、それにちなんでGUESTも
「Overload Collapse」→HPはこちら
「OFFSEASON」→HPはココ
と、かなりノイジイィィで面白そうです!



:!!!:CARREも急遽出演☆






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『HARSH WAY TO BLUE』
2010.5.8(sat)
22:00START
1,000円/1D


DJ/
ミニマル浜口
BEERMIKE



LIVE/
Overload Collapse+OFFSEASON

〈Overload Collapse〉
Nicolas J. FasnachtとNikola Mounoud によるユニット。
フィードバック、過度の増幅、ディストーション、
CPU オーバーロード、バッファ崩壊、コンピュータが生み出すあらゆるサウンド。

〈OFFSEASON〉
ITO Atsuhiro (Optron), HIKO (Drums) & STARDUST (Guitar)


yudayajazz
CARRE